自作パソコンにおける電源ユニットの選び方

メーカー製パソコンを使用していると気にすることはないですが
自作パソコンを組み立てる場合、電源ユニットも自作パソコンの
性能を左右する重要なパーツとなります。

電源ユニットは、PCケースの選び方でも述べたように
PCケース付属の電源を使わず、電源ユニット単体で用意した方が
安心ですし、パソコンの動作そのものも安定します。

では、電源ユニットが悪いとパソコンはどのような症状になるかと言えば、
パソコンを使用中に突然電源が落ちたり、ハードディスクやグラフィックボードを
増設すると動作しなかったり、最悪の場合、パソコンが起動しなかったり、
電源ユニットから火を吹く場合もあります。

それでは、よい電源ユニットをどう選べば、いいかですが
少なくても電源ユニットメーカーとして名の通った、
メーカ製の電源ユニットを選ぶ必要があります。

もちろんメーカーや電源ユニットによっても品質に差がありますが
聞いたことがないメーカーよりも品質は確実に上です。

でも電源ユニットメーカーなんて知らないという方もおられると思います。
そこで代表的なメーカーを紹介しておきます。

Abee
Antec
ENERMAX
EVERGREEN
AOpen
OWLTECH
岡谷エレクトロニクス
Grow Up Japan
玄人志向
CoolerMaster
恵安
CORSAIR
SCYTHE
ZALMAN
Zaward
Thermaltake
Zippy
SilverStone
Seasonic
SKYTEC
Zumax(abee)
Seventeam
●TORICA
Nipron
HEC
Shuttle

これらのメーカーの電源ユニットを選ぶと失敗は少ないです。

さて、これらのメーカの電源ユニットからどういった電源ユニットを選ぶかですが
まず、PCケースが問題になります。

小型PCケースでは搭載できる電源ユニットも制限されます。
そのため、小型PCケースでは電源搭載済みのモノがほとんどですので
あえて交換する必要はないでしょう。

一般的なタワー型のPCケースの場合、ほとんどの電源ユニットが搭載可能ですので
数多くの電源ユニットから目当ての電源ユニットを選ぶ必要があります。

まず、自作するパソコンで標準クラスのCPU、ハードディスク2台ぐらいまで
光学ドライブ1台、グラフィックボードはミドルクラスぐらいまでであれば、
電源ユニットの総合ワット数、400W~500Wぐらいのもので十分です。

ハードディスクをより多く積んだり、ハイスペックのグラフィックボードを
積む場合は、総合ワット数で800W以上必要になる場合もあります。

厳密には、+12V、+5V、+3.3Vの各出力電圧も問題になりますが
最低でも+12Vの出力が高い電源ユニットを選ぶようにしてください。

後は、好みで静音電源やコネクターが着脱式の電源ユニットを選んで下さい。

メーカや型番が決まればネットで検索すると使用者の声や評判なども
わかりますので参考にするのもいいでしょう。

どうしても自分で決めるのが難しい場合はパソコンショップで
自作するパソコンのスペックを話して選んでもらうといいでしょう。