自作パソコンの基礎

では、実際に自作パソコンを作ろうとした場合、
どのようなパーツでパソコンができているかを知っておかないといけません。

周辺機器の組み合わせにより、色々なパソコンがありますが
基本となる部分は共通ですので自作パソコンを作る場合、
最低でもこれらのパーツが必要になります。

それぞれのパーツについては別途説明しますので
ここではどんなパーツが使われているかを知って下さい。

●PCケース

PCケースも小型のモノから大型のタワータイプまで色々あります。
ノートパソコンを自作する場合は、ディスプレイ、キーボード部分を含みます。

●電源
PCケースに付属している場合もありますが性能を考えると
単体で別途、購入した方がいいでしょう。
パソコンの用途にもよりますが最近では500W以上クラスの電源を
用意した方がいいです。

●CPU
パソコンの頭脳とも言えるべきパーツです。
インテルとAMD製が大部分を占めます。

使用するCPUにより、マザーボードが違ってきますし、
性能差が顕著に表れるパーツなのでCPU選びは慎重に行う必要があります。

●マザーボード
このパーツも重要です。
マザーボードにより、使えるCPUは、違ってきますし、
周辺機器の接続数、グラフィックボードの有り無しや
性能差が出ます。

また、PCケースにより使えるマザーボードの大きさにも
制限がありますのでこちらも選ぶのには慎重を要します。

●メモリ
データを一時的に保存しておく場所になります。
メモリの性能差によりパソコンの動作速度が違ってきます。
現在、主流はDDR2メモリと呼ばれるモノです。

メモリの価格は相場制のため、変動が激しいですが
2008年2月現在、ほぼ底値で安定します。

詳しくはメモリを説明するところで述べますが
容量的は、2G~4G積んでおくほうがいいでしょう。

●ハードディスク
データを保存しておく場所です。
保存するデータによりデータの容量が違ってきますので
用途により必要なハードディスク容量は変わってきますが
デスクトップパソコンの場合、500Gの容量を持つハードディスクが
あればいいでしょう。

転送方式によりATAとSATA方式がありますが
ATA方式は一昔前(といっても数年前ですが)の方式ですので
これから自作するならSATA方式で問題ないです。

●光学ドライブ
主流は、DVDマルチドライブです。
CD/DVDの読み書きができるドライブです。

販売されているパソコンソフトや市販DVDの読み込みができ、
データを保存する場合、DVD-RやCD-Rに焼けるモノです。

今後は、更に大容量のデータを読んだり書き込んだりできる、
次世代DVD(ブルーレイやHD-DVD)対応ドライブも出てきています。

※これを書いている現在、東芝がHD-DVDから撤退しましたので
ブルーレイ対応ドライブが主流となっていくと思います。

●グラフィックボード
別名、ビデオカードと呼ばれるモノでディスプレイに画像を
出力する役目です。

マザーボードに機能が含まれている場合もありますが
特に3Dゲームなどをする場合は、高性能なグラフィックボードが必要です。

色々なメーカーから様々なグラフィックボードが出ていますが
グラフィックボードの中心となる主要部分、GPUと呼ばれます。

このGPUを作っているのはNVIDIAとAMD(旧ATI)の2社になります。

これらのパーツが集まって一台のパソコンとなります。
他にもサウンドボードなど必要な場合もありますが
一応これらのパーツを揃えればパソコンとして最低動作はできます。

また、ある程度はマザーボードに付属していますが
ケーブルやネジ類なども自作する場合、別途、必要となる場合もあります。